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interview


人々の温かい姿を撮り続けるハービー山口さん。
今海外から逆輸入で日本にやってくるクリエイターの方は多くなっ
てきましたが、ある意味ではハービーさんは第一人者です。
その辺の海外事情も含めたお話を伺ってきました。



 
◇クリエイティブな活動をする人への対応は日本とは違いはありましたか?

クリエイティブな活動をしている人、アーティストは特別なもの

として考えられています。

日本だとただの風変わりだと言われるだけですけど。

がんばっている人はちゃんと認めてくれる。

そういう意味では日本にいるよりは生きやすく、

生活しやすく、心にやさしい。

僕の番組の中でパリでインディーズの音楽活動をしている女性

を取り上げたんですけど彼女がstruggle 生活するのにもがいて

いるって言うんです。

パリは気持ち的にはもっとゆとりがあると思っていたんですけど。

僕の場合はイギリスにいた頃たまたまスポンサーがいるグループに

入ることができたんです。

そこには写真家が10人ほどいて。

そのグループにはたまたまロンドンのギャラリーに通っていたとき、

そこに来ていた人が日本のマミヤのカメラを持っていて。

話しかけたら遊びに来いって言うんで、遊びにいったんです。

そこには3年後に写真展をやるって事で写真家が集まっていて。

僕も写真を撮りためていたので見てもらったら気に入ってくれて。

そこでの3年間は資材も無尽蔵に使えて、その仲間と条件がいい

ところで過ごせたというのも大きかったですね。



◇日本と海外では作品の見られ方に違いはありましたか?

こちらではエキゾチックな被写体を撮ったものや

イギリス人にはない目、第3者的視線でとらえた

イギリスの写真は好まれましたね。

それに彼らからはOriginalityとかNEWという言葉が良く出てきます。

でも僕の写真を見てOriginalityとかNEWという人はあまりいません。

皆さん、伝統的な技法を使っていますねとか、とても温かくて

優しい写真ですねとか。

今後はちょっとオーソドックスの中にもNEWとかオリジナリティーを

を感じられる写真を将来的には撮るときが来るかもしれません。





◇写真家としてやっていけるという自信を持ったのはいつ頃ですか?

30歳を過ぎてからですね。

イギリスで寺山修二さんに写真を見てもらったときに、

「君はこういう写真を撮れるようになったんだからプロ

としてやっていけるね。」

って言われたことがあったんです。

この言葉は自信になりましたね。

最近1970年20歳の頃のネガが出てきたんですよ。

学生デモの写真やバレーボールの女の子、

沖縄返還の頃の写真なんかがあって。

何枚かプリントしてみたんですけど、

作風は今と変わっていないんです。

この頃はまとめる能力がなかったですし、自分にとって意味のない

ものだと思っていたんですが、今になって第3者的な目でチョイスが

できるようになってから見ると面白いですね。

この頃には作風としては確立していたのかもしれません。

今年中にはこの頃の写真を集めて二十歳の頃の写真展なんて

やれたらいいですね。





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